「シークレット・アイズ」のジュリア・ロバーツが素晴らしい
私はニコール・キッドマンが好きだ。
いつまでも美しく、上品でクールな雰囲気がいい。出演作も好きな作品が多い。
一方ジュリア・ロバーツは苦手だった。
オープンで明るく騒がしいイメージがあり、出演作も好きだと思えるものが無かった、今までは。
そしてそんな二人が共演している映画。
「シークレット・アイズ」
シークレット・アイズ
監督:ビリー・レイ
脚本:ビリー・レイ
制作国:アメリカ(2015年)
出演:
キウェテル・イジョフォー
ニコール・キッドマン
ジュリア・ロバーツ
ディーン・ノリス
<あらすじ>
2002年のロサンゼルス。FBI捜査官レイ(キウェテル・イジョフォー)は、ある殺人現場へと急行する。そこで彼は、被害者がテロ対策合同捜査班での相棒で良き友人のジェス(ジュリア・ロバーツ)のまな娘であることを知ってがく然とする。エリート検事補のクレア(ニコール・キッドマン)と捜査にあたるレイは、容疑者の特定に成功。しかし、FBIの内部事情が絡んだことから真相は葬り去られて未解決に終わってしまう。そして13年後……。 シネマトゥデイより
私はこの映画を観て今までの印象が一変した。
ジュリア・ロバーツの演技が素晴らしい。
演技だけでなく、スッピンで演じる疲れ果てた中年女というその姿があまりにも自然!
誰が出演しているかも予備知識なく観ていた私は最初、「これ、ジュリア・ロバーツよね?」と疑った程。
こんなに悲しい演技が上手い人だとは知らなかった。
ストーリー自体は、全体に飽きる事なく観られて面白かった。
特に後半の15分程は畳み掛けるようなその結末に衝撃を受ける。
だけど残念なのは、この映画は過去と現在が交差しながらストーリーが進んでいくのだが、画面に映し出されているシーンが、過去なのか今起きている事なのかが分かり辛い事。そう思ったのは私だけ?
それがなければもっと前半から入り込めたと思う。
それからこの映画は『瞳の奥の秘密』という映画のリメイク版らしい。
本家の方が評判がいいので、機会があれば次はこちらを観てみたい。