小さいおうち
映画「小さいおうち」を観た。
録画したまましばらく放置していたのだ。
映画自体は有名なので一度は観たいと思っていたものの、山田洋次監督というので期待出来ず。
今まで、山田洋次監督の作品の中で、好きな映画が一つも無かったから。
「男はつらいよ」のイメージが強すぎるのか…。
「学校」や「たそがれ清兵衛」「おとうと」などを観ても、その良さが分からず。
正直なところ作風が古い印象しかなかった。
だけどこの「小さいおうち」。
観てみると他の作品とは雰囲気が全く違い、私はドハマリしまった。
「小さいおうち」作品情報
小さいおうち
監督:山田洋次
原作:中島京子
出演:
松たか子
倍賞千恵子
片岡孝太郎
吉岡秀隆
黒木華
<あらすじ>
健史(妻夫木聡)の親類であった、タキ(倍賞千恵子)が残した大学ノート。それは晩年の彼女がつづっていた自叙伝であった。昭和11年、田舎から出てきた若き日のタキ(黒木華)は、東京の外れに赤い三角屋根の小さくてモダンな屋敷を構える平井家のお手伝いさんとして働く。そこには、主人である雅樹(片岡孝太郎)と美しい年下の妻・時子(松たか子)、二人の間に生まれた男の子が暮らしていた。穏やかな彼らの生活を見つめていたタキだが、板倉(吉岡秀隆)という青年に時子の心が揺れていることに気付く。 シネマトゥデイより
「小さいおうち」感想
このノスタルジックな雰囲気がたまらなく好きだ。
ストーリー自体は単純だけど、その世界観が素敵で癒された。
又、松たか子さんも黒木華さんも本当にそれぞれがはまり役で、特に女中のタキ役は黒木華でなければこの映画は成立しないのではないかと思う程。
タイトルは「小さいおうち」となっているが、映画を観ていると十分立派な家で、どこが小さいの?と思う。
だけど「赤い屋根のおうち」でも「モダンなおうち」でも似合わず、やはりタイトルは「小さいおうち」がしっくりくる。
ハッピーエンドではないのに観終わった後に気持ちが温かくなるそんな映画。