こんな名作を見逃していた映画「最強のふたり」
改めて、私は決めつけが強いと実感した。
フランス映画が苦手。
フランス映画というだけで観る気がしない。
この映画もそうだった。
「最強のふたり」
フランス映画という事も興味を失った大きな理由だけど、どこかで見たようなパクリ映画っぽいと思い込んでいた。
まさにコレと同じじゃないの~?って。
「最高の人生の見つけ方」
だけど偶々テレビで放送していたのと、かなり評価が高い映画らしいので、一度は見ておこうという事で今更ようやく鑑賞してみた。
最強のふたりの内容
最強のふたり
監督:エリック・トレダノ
制作国:フランス(2011年)
出演:
フランソワ・クリュゼ
オマール・シー
アンヌ・ル・ニ
オドレイ・フルーロ
<あらすじ>
不慮の事故で全身麻痺(まひ)になってしまった大富豪のフィリップ(フランソワ・クリュゼ)は、新しい介護者を探していた。スラム出身の黒人青年ドリス(オマール・シー)は生活保護の申請に必要な不採用通知を目当てに面接にきた不届き者だったが、フィリップは彼を採用することに。すべてが異なる二人はぶつかり合いながらも、次第に友情をはぐくんでいき……シネマトゥデイより
最強のふたりの感想
最初は面白くなさそうという思い込みが先行し、ついつい早送りしながら観てしまった。
でも途中から、「あれ?もしかして良さそう…」と思い直し、再び最初からじっくり観直す事に。
結果、やられた。
自分の思い込みのせいで、今までどれだけ良い映画を見逃していたのかと思い知った。
ラストが最高に良過ぎて、ラストを見るとまた最初から観たくなるという…エンドレス。
凄く感動して号泣!という感じではなく、じんわりくる感じ。
他の方のレビューを読んでいると、「気付けば涙が流れていた」とあったのだけど、まさにそんな感じ。
私はラストの主人公(フィリップ)の表情で、2度観てもまた涙が出た。
障害者のフィリップも、介護人のドリスも、この二人の役者でなければこの映画は成立しないと思う程、二人ともとても表情がいいのだ。
多分こんな有名な映画を観ていない人は私ぐらいだと思うが、もしまだ観ていない人がいれば是非、お勧めです。