身の丈に合った飼育

また多頭飼育崩壊のニュース。
▶60匹のワンちゃん もう飼いきれません!今月末までに引っ越しか殺処分
本当にどうして先の事を考えないのだろう…と
腹立たしい気持ちになる。
だがこの記事でも書かれているように
テレビでその様子を見ていると
犬達の表情が良かった。
みんな笑顔。
犬を飼った事の無い人は
犬が笑顔なんて変だと言うが
犬は笑う。目がキラキラする。
多頭飼いが崩壊したその汚く狭い家の中で
残された50匹の犬達がピョンピョンと
走り回っていた。
カメラに向かって走り寄ってくる姿も人懐っこさを感じる。
形は間違っていたけれど
愛されていたんだな…と感じた。
皮膚病にもなり痛々しい子もいたが
ガリガリにやせ細った子は見えなかったので
飼い主なりに精一杯世話をしていたのだろう。
どうして先の事を考えず…と
つい安易に何十匹も増やしてしまう人を責めてしまうが
よく考えれば私にもその素質がある。
自分一人では背負いきれないけれど
気持ちばかりが先走り、つい放っておけなくなる。
テレビのコメンテーターが言っていた。
「身の丈に合った飼育を」
私自身も改めて自分に言い聞かせている。