BBCドラマ|アガサ・クリスティの名作3作品
相変わらず海外ドラマ好きな私。
今日も放送される「女王ヴィクトリア 愛に生きる2」は今一番好きなドラマであり、このドラマを観ると、「あぁ日曜日が終わったな」という区切りになっている。まるでサザエさん状態。
アガサ・クリスティ3作品
そんな私がもう一つ最近ハマっているのが、BSプレミアムで放送中の、アガサ・クリスティのドラマ。
8週連続で以下の三作品が放送されている。
『検察側の証人』全2回
『無実はさいなむ』全3回
『ABC殺人事件』全3回
BBCドラマでミステリー、アガサ・クリスティ作品のドラマ化となると観ずにはいられない!
既に一作目「検察側の証人」は放送終了してしまったが、期待以上に面白かった。
ちなみに原作は読んでいない。
検察側の証人の内容と感想
検察側の証人
「ラスト15分の怒涛の展開は必見!
アガサ・クリスティーの伝説的法廷サスペンスを映像化!(ANXミステリーより)」
原作:アガサ・クリスティ
原題: The Witness for the Prosecution
脚本:サラ・フェルプス
監督:ジュリアン・ジャロルド
制作:イギリス(2016年)
キャスト:
レナード・ヴォール: ビリー・ハウル
エミリー・フレンチ :キム・キャトラル
ジョン・メイヒュー :トビー・ジョーンズ
チャールズ・カーター卿 :ダヴィッド・ヘイグ
ロメイン・ハイルガー :アンドレア・ライズブロー
ジャネット・マクリンタイア :モニカ・ドラン
サスペンスの王道と言おうか、最新映画のような巧みなトリックなども無いのだけど、それが逆にシンプルでいい。
見ていてどこか懐かしさと安心感があり、後味の良いミステリー。
そう思うのは年齢のせい?あまりに複雑過ぎるミステリー作品よりも、この時代の良さに惹かれる。
と言いつつ、私はこのドラマの最後のどんでん返しを全く見抜けなかった。
見事に騙され、「えぇ?そうだったの!」と驚きつつ、簡単には終わらないその面白さに観終わった後はもう一度観たくなってしまった程で。
ちなみにこのドラマ、SATCのキム・キャトラルが出演していてビックリ!そう、あのサマンサ。
どこかで見たような…と思ったけれど、その雰囲気は健在。久々に彼女が見られただけでもこのドラマを観る価値はあったように思う。
無実はさいなむの内容と感想
現在は二作目「無実はさいなむ」の2話目が終了したところ。
無実はさいなむ
「義母殺害の容疑で投獄された養子ジャックは本当に犯人なのか?
ジャックの無実を証明する人物が出現、事件が再び動き出す!
想定外の衝撃のラストは必見!(ANXミステリーより)」
原作:アガサ・クリスティ
原題: Ordeal by Innocence
脚本:サラ・フェルプス
監督:サンドラ・ゴールドバッハー
制作:イギリス(2018年)
キャスト:
レイチェル・アーガイル:アンナ・チャンセラー
レオ・アーガイル:ビル・ナイ
カーステン・リンドストローム:モーヴェン・クリスティー
ジャック・アーガイル:アンソニー・ボイル
ミッキー・アーガイル:クリスチャン・クック
メアリー・デュラント:エレノア・トムリンソン
ティナ・アーガイル:クリスタル・クラーク
ヘスター・アーガイル:エラ・パーネル
フィリップ・デュラント:マシュー・グッド
こちらも安定の面白さ。
アガサ・クリスティってハズレが無いのが良いところ。
この作品も多くの登場人物の中から犯人は誰だ?的な、いかにもクリスティの世界。誰もかれもが怪しく見えてくるから面白い。
ドラマを観ていてもまるで小説を読んでいるような気分になれる。
フィリップ役を演じている人が、見た事はあるけどどのドラマだったか分からずモヤモヤしていたのだけど、調べるとダウントンアビーの後半でメアリーと結婚するタルボット役の人だった!言われてみればそうなんだけど、あまりにイメージの違う役なので思い出せなかった。
今後放送予定
三作目の「ABC殺人事件」は今後放送予定なので、今から初めて観る方にはおすすめ。
ジョン・マルコヴィッチがポワロを演じるというだけで今から楽しみ。
今回放送は無いですが、同じクリスティ作品のドラマで、「そして誰もいなくなった」もかなりおすすめ。
有名過ぎる原作だけど、それを壊す事なく、とても良く出来たドラマだった。
だけど私、ジョニー・デップ主演の映画、「オリエント急行殺人事件」はまだ観ていない。
何となくがっかりしそうな予感がして。偏見かも。
やっぱりアガサ・クリスティ作品はイギリス製作にして欲しいと思う。