『ナラタージュ』を観終わった後のモヤモヤ感
珍しく邦画を観た。
「ナラタージュ」
2年前の映画だが、以前は興味がなかった有村架純ちゃんが最近気になる存在の為、この映画も観てみようと思った。
『ナラタージュ』の内容
ナラタージュ
制作国:日本
公開:2017年
原作:島本理生
監督:行定勲
出演:
松本潤
有村架純
坂口健太郎
市川実日子
瀬戸康史
<あらすじ>
大学2年生になった泉(有村架純)のもとに高校時代の恩師・葉山(松本潤)から、演劇部の卒業公演に出ないかと電話がくる。泉にとって葉山は、高校時代に学校になじめなかった自分に演劇部に入るように勧め、救ってくれた人物だった。卒業式の日の葉山とのある思い出を心に封印した泉だったが、再会を機に抑えていた気持ちが膨らんでいく。葉山もまた、泉への複雑な思いを抱き……。(引用元:シネマトゥディ)
『ナラタージュ』の感想
テレビドラマとは違う有村架純が観れるかも…と期待して観たが、結果は不完全燃焼な気分。
確かにドラマでは観る事の出来ない重く苦しいラブストーリーだったが、私はビリギャルの有村架純の方がずっと好きだった。ラブストーリーでは「中学聖日記」の方が良かった。
架純ちゃんも松潤も好きなのだが、この映画は別の役者の方が良かったのではないかと思う。
二人共どこか無理があり、その世界に入り込めない。
さらにストーリーも、いつ見せ場があるのかとジリジリと待ちながら観たが、そのまま淡々と特に驚くような展開もなく、感動もなく終わってしまった。
これで終わり?がっかり…というのが正直なところ。
と、苦いコメントばかりだが、全く好きになれない映画なのか?というとそうでもない。
全体に流れる悲しく切ない雰囲気や、静かなトーンは映像として観ていて心地よい。
なのでもう少し影のある俳優が演じたらどうなっただろう?と思えてならない。
そんな中、良かったと思うのは小野くんを演じる坂口健太郎さん。
見ていて坂口くん自身が嫌な人に見えてくるぐらい、自然と小野くんになり切っていたように思う。
原作は評価も高いので、何だか勿体ない映画…そんな印象だった。