近所の人だと声で分かる

今日は久々に一人で写真を撮りに行った。
外出自粛と言われているのに
本当はダメなのだろうか?
公園に人は少なかったが
他にも家族連れや夫婦で歩いている人がいて
それぞれ近寄る事もないので大丈夫そうだったけど。
写真を撮る前には
10分程撮ってすぐに帰ろうと思っていた。
だが撮り始めるとこれが…
知らぬうちに時間が過ぎる。
レンズを覗いて見える風景と
自分が撮った写真が違うのだ。
目で見るとこんなに綺麗なのに
どうして写真だとそれが上手く撮れないのだろう。
と、何度も撮り直しているうちに
気付けば1時間近く経っていた。
いけない。
家で愛犬が待っている。
私は慌ててカメラをバッグに片付け
そのまま出口に向かおうとした時
聞き慣れた声がした。
近所の人だ!
近所の主婦が娘と一緒に散歩に来た様子。
私は咄嗟に木の陰に隠れた。
情けない。なぜ隠れる必要が?
そして彼女達が通り過ぎるのを待ち
別の出口から帰ってきた。
それにしても…
顔を見ずとも、背後から聞こえる声で
近所の人だと気付くなんて…
近所の人との付き合いの長さを実感した。