「椿の花咲く頃」感想|心が温かくなる優しいドラマ
最近韓国ドラマファンならずとも、多くの人の間で話題になっていた「愛の不時着」
テレビやネットでもタレント達が「愛の不時着にハマっています!」と言っているのを見て、そのブームを実感する。
アカデミー賞の映画「パラサイト 半地下の家族」といい、韓国映画・ドラマの勢いを今更ながら実感中。
そんな中、先日韓国で行われた「百想芸術大賞」で大賞を受賞したというこの作品を観てみた。
「椿の花咲く頃」

『椿の花咲く頃』の内容
椿の花咲く頃
制作国:韓国
公開:2019年
キャスト:
ドンベク役(ユン・ヒョジン)
ヨンシク役(カン・ハヌル)
ジョンリョル役(キム・ジソク)
ギュテ役(オ・ジョンセ)
ジェシカ役(チ・イス)
<あらすじ>
女手ひとつで息子を育てるドンベクに突然訪れた、新たな恋の予感。シングルマザーへの偏見と差別に負けることなく、幸せをつかむことはできるのか。(引用元:Netflix)
「椿の花咲く頃」予告
『椿の花咲く頃』の感想
とても良かった。
いつの間に韓国のドラマはここまで面白くなったのか。本当に驚く。
その一方、最近の日本のドラマは魅力なく、年に1~2作品ぐらいしか見ようと思うものが無い。
ちなみに最近昔の日本ドラマの再放送が続いているが、今見ても日本の昔のドラマは熱いものがあり良かったなぁと思う。今はどれも同じに見えてしまい…。
そしてこの「椿の花咲く頃」
主役の女性が子持ちの女性という事で、地味なストーリーなのかと思いつつ見始めたのだが、全くイメージと違った。
コメディとヒューマンたっぷりで、笑いの中に温かい人の優しさや愛情があるドラマ。
舞台は小さな田舎町。
そこに現れた子持ちのシングルマザーを巡り、その町の人達との交流を描いている。
これがなかなかリアルさもあり、シングルマザーが近所の人々に受け入れられず、主人公の女性が孤立していく様子とか、それに負けず子育てを頑張る姿が頼もしくもあり。
そうしているうちにいつの間にか周囲の人々の理解を得るようになり、恋の話も発展していく。
このドラマの特徴は、コメディとヒューマン、恋愛だけでなく、サスペンス要素があるところ。
連続殺人犯に狙われ、犯人は誰なのか?予想出来るようでいて二転三転あり、最後まで飽きさせない。
母と娘の関係だったり、仕事仲間だったり、離婚した夫婦だったり、母子家庭の子供だったり…
多くの登場人物がいるが、それぞれの心情が見事に上手く描かれている。
とにかく内容が濃くて充実している上に、観終わった後にとても温かい気持ちになれるドラマ。
個人的には大ブームの「愛の不時着」よりこちらの方が好みでした。
癒されるドラマなので是非。