「ミセン‐未生‐」感想|働く人の共感度100%のドラマ
韓国ドラマ「ミセン‐未生‐」を観た。
良いドラマだと評判は知っていたが、2014年制作と少し古いドラマなので、今更どうかな…とあまり期待せずに観始めたものの、物凄く良くて心に響いた。
『ミセン‐未生‐』の内容

ミセン‐未生‐
制作国:韓国
公開:2014年
キャスト:
チャン・グレ役(イム・シワン)
オ課長役(イ・ソンミン)
キム代理役(キム・デミョン)
チャン・ベッキ役(カン・ハヌル)
アン・ヨンイ役(カン・ソラ)
ハン・ソンニュル役(ピョン・ヨハン)
<あらすじ>
幼い頃から棋士を目指していたチャン・グレ(イム・シワン)は、父の他界を機にその道をあきらめ、大学にも行けず、26歳になってもバイトにあけくれていた。しかし母の伝手で、大手総合商社にインターンとして入社。満足に会社員経験も学歴もないグレはコピーの取り方すらわからず、遅れをとっていたが、同期とチームを組んでのプレゼン発表で合格点を獲得。なんとか2年間の契約社員として入社し、営業3課に配属される。やがて囲碁で培った洞察力を生かして仕事でも微力ながらも課の役に立つようになり、次第に配属先の営業3課のオ課長(イ・ソンミン)やキム代理(キム・デミョン)に認められ、課にはチームワークが生まれつつあった。一方、グレの同期入社の紅一点、アン・ヨンイ(カン・ソラ)はインターンながらも大きな契約を取り付ける優秀な人材だったが、入社後配属された資源課では、男性上司から疎まれ、なかなかまともな仕事を与えられずにいた。(引用元:ミセン公式サイト)
「ミセン‐未生‐」予告
『ミセン‐未生‐』の感想
共感度100%。
働いた事がある人なら、誰もが共感するのではないかと思う程、物凄くリアルだった。
この「ミセン」は以前日本でもリメイクされ、「HOPE~期待ゼロの新入社員~」というタイトルで放送されていた。
私も見ていたし、そのドラマもとても良かったが、この「ミセン」と比較するとやはり完全に負けている。
ストーリーはHOPEとほぼ同じだったので(ミセンが先ですが)、内容はほぼ分かっているものの、全く違う感動があった。演出の見せ方、役者の演技などが秀でている。
学歴も職歴も無い新入社員が、厳しい社会で生きていく辛さや差別、それを乗り越えていく感動がリアルに描かれていて、それでいて重過ぎず楽しくもあり、20話があっという間に感じる程のめり込んで観た。
実力主義だと綺麗事では済まさず、ただの良い人ばかりのヒューマンドラマでない所も良かった。
どれ程実力があろうが、どれ程誠意を尽くそうが、結局蹴落とされ振り落とされる社会。それが現実。
だがそんな中でも、分かってくれる人がいて、認めてくれる人がいる。だから頑張れる。
毎日辛い思いをして働いている人に勇気をくれるようなドラマ。
私の好きなドラマ「椿の花咲く頃」のカン・ハヌルが、また全く違うタイプの役を演じているのも見どころです。