「THE GREAT ~エカチェリーナの時々真実の物語~」感想 ニコラスホルト×エルファニングが可愛い!
海外ドラマ「THE GREAT ~エカチェリーナの時々真実の物語~」を見た。
ニコラス・ホルトが好きなので主演という事で視聴してみたのだが…
かなりぶっ飛んでいるものの、最近重いシリアスものばかり見ていたので、気分転換には丁度良いドラマでした。
『THE GREAT ~エカチェリーナの時々真実の物語~』の内容

「THE GREAT ~エカチェリーナの時々真実の物語~」
制作国:アメリカ
公開:2021年
キャスト:
女帝エカチェリーナ役(エル・ファニング)
皇帝ピョートル役(ニコラス・ホルト)
サムサ大主教役(アダム・ゴドリー)
グリゴール・ディモフ役(グウィリム・リー)
ゲオルギーナ・ディモフ役(チャリティー・ウェイクフィールド)
<あらすじ>
理想を夢見るロマンチックな少女エカチェリーナは、気まぐれな皇帝ピョートルとお見合い結婚をするためロシアへやってくる。愛に溢れた輝かしい生活を思い描いていたエカチェリーナだったが、一歩足を踏み入れるとそこは危険で堕落に満ちた保守的な世界だった。やがてそんな世界を変えようと決心する彼女。そのために彼女が唯一しなければならないのは、夫を殺し、教会を打ちのめし、軍隊を黙らせ、宮廷を味方につけること。愛に生きる女性、教師、統治者、友人、ファイターなど一生を通して様々な顔を見せてきた女帝エカチェリーナの人生を、時に史実を交えながら現代風に再現した“フィクション”ストーリー。(引用元:super!doramaTV)
『THE GREAT ~エカチェリーナの時々真実の物語~』の感想
コメディだとは分かっていたものの、最初はあまりのぶっ飛び具合に挫折しそうになった。
ベッドシーンというか下ネタというか…そのシーンばかりでかなりお下品で過激。
ニコラス・ホルトが好きなので、思わず「こんな役やめて~」と思ってしまった程。
エル・ファニングも清楚なイメージだったのに、こんなにオープンにベッドシーンを…と戸惑ったり。
それ以外にも簡単に人を虐待し、殺害し首を切っちゃうわで、色んな意味でとても子供には見せられない内容。
ただコメディなのでエロティックさや恐怖感は一切ない。どちらかと言うとバカバカしくて笑える感じ。
内容も複雑でなく、単純で分かりやすいので、私は適当にながら見していた。
なのだが…見ているうちになぜかこのドラマ、癖になる。
夫を殺害しようと企むエカチェリーナと、それに気付かぬ能天気な皇帝ピョートル。
皇帝ピョートルは最低最悪のクズ男なのに、どこか憎めず、そのうち可愛くも見えてくる。
これはニコラス・ホルトが演じている事が大きい。彼自身が持つ清潔感が皇帝ピョートルを魅力的にみせてくれる。
一方、エル・ファニングも個人的には今まであまり好きではなかった。
私は姉のダコタ・ファニングの方が好きなので、最初はダコタがこの役を演じてくれればいいのに…と思っていたが、見終わってみるとエル・ファニングのキュートさと思い切りの良い演技が際立っていて、今まで見たエル・ファニングの中で一番良かったように思う。コメディが似合うとは意外。
ストーリーも内容は薄いながらも、テンポが良くて明るく軽いタッチで進んでいくので、気楽に見る事が出来る。ただの可愛い少女だったエカチェリーナが、徐々に強くなり味方を増やしていくのも頼もしい。
そしてこのシーズン1は全10話なのだが、最終話の10話でかなり面白くなる。
それまでコメディ感たっぷりに緩いストーリーだったのが、いっきに緊張感が高まり、物語が大きく動き出す。
私は9話までは適当に見ていたものの、10話を見終わった時にはすっかりこのドラマが好きになっていた。
シーズン2も決まっているようなので楽しみ。
主演二人の若々しくキュートな演技が光るドラマです。