瀬戸内寂聴さん、細木数子さん、歯に衣着せぬ物言いのお二人

昨日、帰宅した夫が言った。
「瀬戸内寂聴さん、亡くなったね」
料理をしながら適当に聞いていた私は、
「え?昨日からニュースになっていたでしょ」
すると夫、「今日の新着ニュースで見たけど?」
と、話が合わず。
そしてようやく気付いた私。
夫が細木数子さんの事を言っているのかと勘違いしていた。
細木数子、瀬戸内寂聴
名前が似ている訳でもなく、聞き間違える要素は無い。
だが何となく私の中のイメージでお二人が重なり
頭の中で勝手に変換してしまった。
ワイドショーで言われているように
「歯に衣着せぬ物言い」というのは二人共共通。
お二人共過去や裏の話題が色々あり、
全てが綺麗な人生では無かったかもしれないが、
それでもお二人共テレビに出演されていると
つい聞き入ってしまう話術があったように思う。
個人的には瀬戸内寂聴さんが好きだった。
あの頭の回転の速さとあの愛嬌、そしてユーモア。
さらに発する言葉には勇気付けられるものがあった。
99歳というのが驚きだが
あの奔放な話が聞けなくなると思うと寂しい。
こういう聞かせる話術のある存在が今後現れるだろうか。
なかなかいないように思う。