パピーウォーカーの夫婦の気持ち

先日テレビを見ていて、
50~60代ぐらいの夫婦が
パピーウォーカーとして子犬を1年間預かるシーンがあった。
その時まではその子犬の行く末が心配で
子犬目線で番組を見ていたのだが
そのパピーウォーカーの夫婦が登場した瞬間、
私はいっきにその夫婦に感情移入し涙が流れた。
特に感動的だったシーンという訳ではなく
ただ子犬とパピーウォーカーが出会い
「初めまして。これからよろしくね」という場面。
本来なら微笑ましく笑顔で見るべきシーンだと思うが
私は同年代の夫婦という事もあり、
「彼らはきっと過去に犬を飼っていたのだろう」
「次の子を迎えるのを諦め、パピーウォーカーという選択をしたのかもしれない」
と、勝手に想像した。
すると、そんな彼らがこの子犬と出会い
「よろしくね」と言っている時の心境を思うとたまらなく涙が止まらなくなった。
私もいつか犬と暮らす生活を諦めねばならない日がくる。
耐えられるだろうか…と不安になる。
高齢になってからも犬と関われるような環境があればいいのに。
そうすれば歳をとる事への寂しさが軽減するかもしれない。