自己満足の写真撮影にならないように

先日書いた、撮影スポット。
このところ、家から出ずに毛布に包まってばかりだった。
相変わらずいつ行っても常に誰かが撮影に来ている。
一眼レフを片手に撮影をしている人達を見ると
なぜか私まで嬉しくなる。
写真が好きだから。
ただ、犬の撮影に来ている人達を見ると微妙な気分になる。
最近はインスタなどをやっている方も多いからか
犬の写真でもプロ顔負けの写真を撮る方々も多い。
この撮影スポットにも犬の撮影に来ている人が多い。
するとほとんど全員と言ってもいい程、
皆が折りたたみのテーブルを持参していて
そのテーブルに犬を乗せて撮影する。
花の位置と犬の位置を合わせる為に。
撮影している様子を見ていると、望遠で撮る為
飼い主は犬から遠く離れる。
犬はお花畑の真ん中でテーブルに乗せられて
ポツンと佇んでいる。
犬はちっとも嬉しそうではない。
テーブルの高さがあるので降りる事も出来ず
遠くでカメラを構えている飼い主に近付く事も出来ない。
でも撮影している人は必死で犬の名前を呼び
ベストショットを狙っている。
私も写真が好きだから、その気持ちはとても分かるけど。
でも本末転倒にならないように…
愛犬の写真を撮る時には背景の美しさではなく
犬が楽しんでいる姿を撮れるようにしたいと思う。