「私たちのブルース」韓国ドラマ 感想|リアリティがある感動ヒューマン
感動すると話題のドラマ「私たちのブルース」
20話もあるので二の足を踏んでいたものの
評判が良さそうなので見てみた。
『私たちのブルース』の内容

「私たちのブルース」
制作国:韓国
公開:2022年
キャスト:
イ・ビョンホン
ハン・ジミン
シン・ミナ
キム・ウビン
イ・ジョンウン
チャ・スンウォン
オム・ジョンファ
キム・ヘジャ
コ・ドゥシム
<あらすじ>
恋は甘く切なく、人生は楽あれば苦あり。いつもにぎやかな済州島を舞台に、この島で生きる人たちが織りなすさまざまな物語をオムニバス形式で描く。大金を工面する必要にかられながら、転勤のため都会から故郷の町に戻ってきたチェ・ハンスは、かつての同級生であるチョン・ウニと再会する。(引用元:Netflix)
『私たちのブルース』の感想
最初から凄く面白いというより、見ているうちに徐々に済州島の住民達に感情移入していった。
確かに泣ける。
ずっと号泣という訳ではなかったが、特に中盤から後半にかけて思わず涙するシーンがある。
そして何より自分と重ね合わせ、共感したり考えさせられたりする事が多いドラマだった。
それだけリアリティがあり、誰でも生きていればある感情が描かれているように思う。
個人的には、
・鬱から抜け出す為に意識的に体を動かし忙しくしようとするソナ
・昔からの親友の暴言に不満を感じているのに本音が言えないウニ
など、繊細な心情を現わしている場面にとても共感した。
他にもネタバレになるので詳しくは書けないが、家族だからこそ負担に思ったり逃げ出したくなる…そんな気持ちが痛い程分かる。
それでも後半には、高齢の母との関係を嫌という程考えさせられる。
親だからこそ期待してしまうし、なぜ期待通りの親でないのか…腹も立つ。
いっそ縁を切って恨んでしまいたいけど、そうなり切れない。
まさに自分と重ねて見入ってしまい、正直なところドラマのようには上手く出来そうもない自分に罪悪感を持ちつつ見終わった。
誰でも悩みや失敗はあるが、人と支え合い寄り添いながら生きていこうというドラマ。
一歩間違えば暑苦しい臭いドラマになってしまいそうだが、そこは韓国ドラマの巧みな脚本と演技の素晴らしさで、素直に感動して見れたように思う。