我が家の寝室の壁の写真。笑顔で見る人、涙で見られない人

我が家の寝室の壁
うちの寝室には先代犬の写真がずらりと飾られている。
あまりリビングなどに写真を多く飾るのは好きではない。
なのでリビングには先代犬の遺骨と一緒に写真は1枚だけ。
だが寝室はプライベート空間なので、
インテリア的にゴチャゴチャしていようが、
他人が見てドン引きするような飾り方であろうが、自己満足出来ればいい。
それで壁一面が先代犬の写真。
色褪せてしまった写真
しかしこれが1年も経過すると、驚く程色褪せてしまった。
安い汎用トナーを使用しているからか
太陽の光がよくあたる壁だからか。
それで1年ぶりに写真を印刷し直した。
また別の写真を選ぼうと思い、久しぶりに先代犬の写真データが入ったUSBをパソコンに挿した。
以前は写真を見るのが辛かったし
動画は未だに見る気持ちになれない。
だが久しぶりにパソコンの画面で先代犬の写真を見ていると
私は自分が笑顔になっている事に気付いた。
笑顔で写真が見れる人
画面の中の先代犬はどれも笑顔で嬉しそう。
それにつられて私も笑っていた。
あぁ…あの子の写真を見て笑えるようになってきたのだと実感した。
そして新たに写真を印刷し、古い写真を総入れ替えした。
涙で写真が見られない人
夜になり帰宅した夫に、「写真交換したよ」と報告すると
その後夫は寝室に入りその写真を見た様子。
そしてしばらくしてリビングに戻ってきた夫が言った。
「無理。まだ写真見たら泣けてくる」
以前とは違う写真を印刷したので、新たな写真を見ただけで涙が出ると言う。
私は笑顔で見る事が出来るのに。
この違いって何?